シエスタ、パワーナップ――
外国と日本における、昼寝の習慣




「シエスタ」と「パワーナップ」

昼寝の習慣がある国といえば、まず「スペイン」が有名でしょう。
「昼寝」「昼の休憩」などを意味する、「シエスタ」という言葉が、
スペインにあるのは、ご存知の方も多いと思います。
([All About][コトバンク])

また、昼寝の習慣は、このスペインだけでは無く、
世界各地にあります――インドにもありますし、
中国でも、昼食を食べた後、 1時間ほど眠る労働者たちが、数多くいます。
([ライフハッカー][Wikipedia])

さらに欧米では、「昼寝」の制度を導入している企業があります。
「グーグル」「ナイキ」「ブリティッシュ・エアウェイズ」などの有名企業が、
午後に昼寝を取り入れています。
Menjoy!

また、アメリカ海兵隊は、パトロール前に、
必ず「パワーナップ(10分〜30分くらいの短い仮眠)」をする事を
義務づけています。

この「パワーナップ」とは、
アメリカのコーネル大学の社会心理学者ジェームス・マースが提唱する睡眠法で、
短い時間で疲労を回復させ、
さらに脳の働きを活性化させる効果もある、という事です。
([ガウ!マガジン][Wikipedia][ライフハッカー][Biz STYLE])


日本にも、「昼寝」の制度を導入する企業が現れた

この「パワーナップ(10分〜30分くらいの短い仮眠)」の制度を、
日本でも導入する企業が現れました――
その会社の名は、「株式会社OKUTA」。
さいたま市にある、住宅リフォームの会社(従業員247人)で、
同社では、2012年3月から、
仕事中に「お昼寝」する事を認める「パワー・ナップ制度」を導入しました。

オクタの「パワー・ナップ制度」は、次のようなものだそうです――

・社員に1日に1回、15分〜20分の短い仮眠を認める。
・眠くなった時、デスクにマクラを置いて、寝ても良い。
・こうした仮眠の事前の申請については、必要ない。

オクタは、このお昼寝制度を、 最初は「シエスタ制度」と名付けたのですが、
比較的、長時間の休憩を意味する「シエスタ」から、
短時間の仮眠を意味する「パワー・ナップ」に、名称を変更したそうです。
([オルタナ][日刊ゲンダイ][Biz STYLE])


「シエスタ」や「パワーナップ」……
名称こそ違えど、世界には様々な「お昼寝」の習慣があることが、
お分かり頂けたかと思います。

次のページでは、
人間の体は、1日2回、眠るように出来ている?」という事について、
書いていきたいと思います……

イギリスの大学教授によれば、
人間という生き物は、1日に2回――夜と昼の2回――
睡眠をとるように生まれついている、という事です。
また、イギリスのガーディアン紙は、
「人間が、昼寝を必要としている理由」として、
“ほとんどの哺乳類が、昼寝をしている”という点について述べています。

次のページ……人間の体は、1日2回、眠るように出来ている?


↓「昼寝」についての記事(全4ページ)↓

昼寝の、すばらしい効果・効用(1ページ目)
最大限の効果を引き出す、正しい「昼寝」の仕方7選(2ページ目)
外国と日本における、昼寝の習慣――シエスタ、パワーナップ(このページです)
人間の体は、1日2回、眠るように出来ている?(4ページ目)


↓「睡眠」についての記事は、コチラ↓

理想の睡眠時間は?――人間は、1日何時間、眠れば良いのか?


【参考文献】
スペインのシエスタ(All About)
「シエスタ」とは(コトバンク)
「体内時計」を活用して、効率的な睡眠や仕事をする方法(ライフハッカー)
シエスタ(Wikipedia)
本当は体にいいのに、「ダメ」と誤解されていること6つ(Menjoy!)
昼寝20分で、8時間分のスタミナ!「パワーナップ」のスゴイ効果(ガウ!マガジン)
パワーナップ(Wikipedia)
「理想的な昼寝」を科学する(ライフハッカー)
「昼寝制度」で、社員の能力を活性化(Biz STYLE)
「眠くなった社員は、寝ても良い」リフォーム会社が、昼寝制度を導入(オルタナ)
「パワー・ナップ制度」とは?(日刊ゲンダイ)



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