絶対に、幸せになる方法
日本人の「幸福度」は、
先進国で、最下位だった!
日本にとっては、なんとも不名誉な調査結果が
公表されました。
2014年の日本の「幸福度」は、43点で、
先進国の中では、最下位でした。
この調査は、2014年に、アメリカ・シンクタンクのピュー・リサーチセンターが
世界43か国の国民に対して、アンケート形式で
「幸福度」について調べたものです。
“良い生活が、できている”と答えた国民が多い国、
すなわち“幸福度が高い国”は、
アメリカ(65点)
ドイツ(60点)
イギリス(58点)
などでした。
そして逆に、“あまり幸福で無い国”は、
フランス(51点)
イタリア(48点)
韓国(47点)
日本(43点)
などでした。
(キャリコネ)
自分の夢が、全て実現しても
幸せには、なれない?
この調査結果を見る限りでは
日本では、生活に満足している人は、
多くは無いようです・・・
では、どうすれば、幸せになれるんでしょうか?
「絶対に、幸せになる方法」なんてモノは、存在するのでしょうか?
この事について、書いていきたいと思います。
「コレが欲しい!」「こんな生活が、してみたい!」
「こんな自分に、なりたい!」
そうした自分の夢・欲望が、全て実現して
自分の欲しいモノが、全て手に入ったとしたら
はたして幸せになれるんでしょうか?
たとえば、お金持ちになって、いい暮らしがしたい・・・
こういう夢は、全員とは言わないまでも
多くの人が、抱いていると思います。
では、お金持ちになれたら
本当に、幸せになれるんでしょうか?
お金持ちになった時の生活を、想像してみると
それこそ“天国のような生活”が出来るような気はします・・・
もう仕事をしなくても、遊んで暮らせるので
毎朝、朝早くに起きて
職場に行く必要は、ありません。
自分の好きな時間まで、寝ていられます。
つまらない、別に好きでもない仕事を
毎日毎日、週5日以上も、やる必要はありません。
イヤな上司・同僚・部下と、毎日、付き合う必要もありません。
自分が好きな人とだけ、付き合って
一生、過ごすことが出来ます。
値段を、いっさい気にせずに、何でも好きな物が買えて
好きな場所に、住むことが出来ます。
広大な庭・プール付きの大豪邸・別荘だって
何軒も、買えちゃいます。
家政婦さんを、何人も雇えるので
いっさいの家事をする必要もありません・・・
・・・なんだか、最高の生活みたいです。
でも、これで幸せになれるんでしょうか?
必ずしも、幸せになれるとは限らない――
私は、そう思います。
なぜでしょうか?
たしかに、一般の庶民が、ある日とつぜん
大金持ちの生活を、手に入れたら
最初の内は「大きな喜び」を感じる人が、多いと思います。
私も庶民なので、最初は、幸せになれるだろうと思います。
でも、5年、10年、20年と
どんどん時間がたっていけば、
その「大金持ちの生活」が、自分にとっては、当たり前の生活になってしまい
幸福は、それほど感じなくなってくるんじゃないでしょうか?
人間って、良くも悪くも
周りの環境に、順応し、なれてしまう生き物なのかもしれません。
毎日が休日で、好きな事をして暮らせても
その状態が、当たり前になってしまい、
喜びは、時間とともに
徐々に、薄れていくような気がします。
人間は、なかなか幸せを感じることが出来ない生き物
どんなに素晴らしいものが与えられても
人間は、幸せを感じることが出来ない・・・
人間には、そういう側面があるのだと思います。
たとえば「障害」について、考えてみましょう。
健常者にとっては
「目が見える」「耳が聞こえる」「歩ける」という事は、ごく当たり前のことで
「目が見える」ことに対して、毎日毎日、感謝している人は
あまり、いないと思います。
でも「目が見えない人」が、ある日とつぜん
目が見えるようになったとしたら、
その“目が見えるようになった瞬間”は
一生、忘れられない思い出・感動となるのでは無いでしょうか。
朝、起きて、目を開けると
周囲の景色が、見える・・・
毎朝・毎朝、感動の朝を、迎えるのかもしれません。
でも健常者の場合、「目が見える」ことに対して、
毎日毎日、感謝している人は
どれほど、いるでしょうか?
素晴らしいものを、手にしているにもかかわらず
ほとんど気づかずに、毎日くらしている・・・
そうした事は、他にも沢山あると思います。
たとえば、現代の日本は
かなり高い生活水準が、保障されている社会だと思います。
もっとも、様々な、深刻な問題を抱えている社会でもありますが、
それでも一般的には、昔よりも、満ち足りた社会であり
衣食住に不自由しない自由社会であると言えるでしょう・・・
きちんと働きさえすれば、食べ物が買えて
飢え死にする事はありません。
戦争・内戦が無いため、
戦場に行くことを強要される事もなく
爆弾が家に落ちてくる事もなく
安心して暮らせます。
病気になったら、一部の負担(安い料金)で
多くの病気を、医者に治してもらえます。
身分制度が無いので、どんな仕事につこうが、何をしようが
法律に違反しなければ、行動の自由が保障されています。
また、権力者に対して、悪口・不平不満を言っても
言論の自由があるので、逮捕されません。
ネット、TV、ゲーム、映画、音楽、スポーツ、ギャンブルなどなど
様々な娯楽が、身近にあります・・・
こうした生活は、昔の日本では、欲しくても
絶対に手に入らなかったモノばかりでしょう。
いや、この21世紀ですら
途上国では、こうした生活が
全く保障されていない国が、沢山あります。
となれば、それなりに幸せなハズなのに、
冒頭で紹介したように
幸せを感じる日本人は、多いとは言えないのです。
絶対に、幸せになる方法
いろいろ書いてきましたが、
まとめてみると、こんな事が言えるのかもしれません・・・
人間は、何を与えられても
自分が欲しがっていた、どんなモノが、手に入ったとしても
それだけでは、なかなか満足できないし、幸福にはなれない。
仮に、一時は、満足できても
時間の経過とともに
満足感・幸福感・感謝の気持ちは、薄れていく。
つまりは“人間は、感謝の気持ちを、忘れやすい生き物”
と言えるのかもしれません。
「感謝の気持ちを忘れたら、おしまい」とは
昔から良く聞く言葉ですが、
やはり「感謝の気持ちを忘れたら
決して幸せにはなれない」という事なのかもしれません。
これまた、昔から良く聞く言葉ですが
「老子」の言葉で、「足るを知る」
「足るを知る者は富む(たるをしるものはとむ)」という言葉があります。
意味としては「人間の欲望には、キリがないが
欲深くならずに、満足する事ができる者は、
心が富んで豊かで、幸福である」という事のようです。
(故事ことわざ辞典)
「足るを知る」
「感謝の気持ちを忘れたら、おしまい」――
こうした言葉を、たまには思い出してみる事こそが、
幸せを呼ぶ方法、幸せになる方法なのかもしれません。
さらに、幸福に関する名言を
以下に、掲載しておきます・・・
満足は、触れるもの全てを、黄金に変える「賢者の石」である。
――英語圏のことわざ
(故事ことわざ辞典)
人は、自分が幸福である事を知らないから、不幸なのである。
――ドストエフスキー(ロシアの文豪)
(名言集.com)
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